戒名の金額と格付けとその意味

戒名の金額と格付けとその意味

戒名を考えたときにまず気にかかるのがその額ではないでしょうか。“戒名料”といわれますが、高額な料金がかかるという認識だけはなんとなくありますよね。

さてその相場はというと、たいていは読経料と一緒に支払うことが多いのですがだいたい25~75万円ほどとなるようです。ここで、あまり信仰深くない人などからすると「そもそも戒名って必要なの?」という疑問がわいてくるというわけですね。しかし相場の額にもずいぶん開きがあると思いませんか?その理由は、戒名には“格付け”というものがあり、そのランクが高くなったり文字数が増えるほど高額になるというわけなのです。戒名の格付けはランクの高い順に以下の通りです。

1. 院号・院殿号:最上の尊称 
2. 道号:悟りを得た者の称号 
3. 法号:本来の戒名 
4. 位号:法号の下につくもの。

このうちの「3.法号」がいわゆる戒名ということになります。格付けが高くなるとその上に道号や院号などが付き、文字数が増えるというわけです。さらに「4」位号は以下の11に内訳され性別や年齢が表されます。

1. 居士(こじ):特に信心深い男性 
2. 大姉:特に信心深い女性 
3. 信士:在家で仏道を修めた男性 
4. 信女(しんにょ):在家で仏道を修めた女性 
5. 童子:7~15歳くらいの男子 
6. 童女:7~15歳くらいの女子 
7. 該児(がいじ):就学前の男子 
8. 該女:就学前の女子 
9. 嬰児(えいじ):男子の乳幼児 
10. 嬰女:女子の乳幼児 
11. 水子:死産・流産した胎児。

格付けによる戒名料の目安は、院殿号:100万円前後、院号:50~70万円、居士・大姉:30~50万円、信士・信女:10~20万円とされています。

しかし実際のところは、戒名だけの場合、20万円以下の人から、100万円以上包む人までさまざま。ちなみに仏教では、人生の過程というのは全て修行だという教えがありますが、この戒名の格付けが高いほどあの世での修行の課題が大きくなるという話を耳にしたことがあります。どういうことだか解りますか?こんな話も聞いたことがあります。苦難というのは、出遭うたびにその意味をきちんと受け止め修得することが大事で、逃れることだけを考え何も得ることがなくやり過ごした人にはまた同じ課題が課せられるのだと。私なりの解釈ですが、現世において修行という名の苦難を乗り越え、そのつど学びを得た人が戒名でも高い格付けをいただくことができるということなのではないかと思います。次の世でも課せられる大きな課題に向き合い魂を高めていける人が仏さまに認められた証がその形なのではないかと考えると、いたずらに高い金額を支払ってつけてもらえるものではないのだと納得できる気がしませんか?

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